タイ・バンコク観光~タイ人の生活・屋台と食材とタイ料理

翌朝、蒸し暑さで目覚めると、カオサンロードは多種多様な人種で溢れ賑わっていました。今やカオサンロードは、我々貧乏旅行者が集うだけの場所でなく、タイ若者のプレイスポットの一つになっているようです。シャワーを浴びチェックアウトを済まし、斜向いにあったゲストハウスに滞在場所を移しました。宿泊費はシングルで100バーツほど。ドミトリーであれば50バーツ前後で借りることも出来ましたが、オーストラリアでのフルーツピッキング生活中ずっとドミトリーで生活していましたので、気兼ねなく生活することができるシングルにこだわりました。

バンコク名物の三輪タクシートゥクトゥク

僕は新しい土地にくると、まず自分の足で土地勘を掴むまで歩きたいという思いに駆られます。丸一日かけて、往復30キロ程度までは何時間もかけて歩いてしまいます。バンコク観光ガイドで中心部を確かめると、ここカオサンロードから中心部まで5~6キロほどの距離があるようでした。カオサンを抜けると、車両の往来が激しい大通りに出ました。タイ国王(プーミポン)の大きな写真がモニュメントに組み込まれ、いたるところに掲げられています(※バンコクのような大都市だけでなく、片田舎の町にもありました)。この旅の途中、幾人ものタイ人と知り合いになりましたが、男女に関わらず皆揃って国王のことが大好きです。これほど国民に愛されている指導者は他にいないのではないでしょうか?

タイのストリートには必ずと言っていいほど屋台が出ています。タイ国民にとっての屋台とは日常生活の一部なのです。タイ人は夕食を家で採る習慣がありません。いくつもの屋台を横目に歩いていると、直ぐにお腹がグーグー鳴り始めました。そこで、焼き鳥らしき串物を4本買って食べました。ちょうど日本では、東南アジアの鳥インフルエンザが騒がれていましたので、タイ入国前は「鳥は食べない、鳥に近づかない」と思っていたのですが、そんなことはすっかり忘れ一番最初にタイで口にしたものが鳥になってしまいました。バンコク滞在中のほとんどが屋台での食事となりましたが、タイ屋台のおいしさ、安さには感動を覚えました。好んで食べたのはヌードルスープですが、これも屋台によってスープの味わいがまったく異なり楽しめました。ヌードルスープは20バーツ前後(約60円)で味わうことができます。また、魚介類とフルーツが豊富です。日本では食べることのできない食材を見るたびに試し買いをしてしまいました。タイ料理はとてもヘルシーで僕は大好きです。

バンコク市民の足はもっぱらバイクです

大きな交差点までさしかかると、片言の英語で話しかけてくるトゥクトゥクのおっさんに出会いました。おっさんは、「今日はブッディストデイ、1日20バーツでトゥクトゥク市内乗り放題の政府キャンペーン!」と言っています。バンコク市内の有名な寺院を回ってくれるというので、何も疑うことなくそのトゥクトゥクに乗せてもらいました。前ページにアップした寺院の写真はその際に撮影したものです。ですが、寺院と寺院の合間に、なぜかビザやバスチケットを手配するお店に連れて行かれたので、すぐに胡散臭く感じるようになりました。3つ目の寺院を見学していると、流暢な英語を話す寺院関係者の年配タイ人男性に、「どうしてこの寺院を知っているのか?」と尋ねられました。どうやらここは一般の観光客が訪れるような場所ではないようです。そこでここまでの経緯を話すと、ブッディストデイや政府のキャンペーンというのは真っ赤な嘘で、カオサンからここまでの乗車賃だけでも通常40バーツほどかかることを教えてくれました。つまり、何も知らない観光客をある特定のお店に連れて行って買い物をさせ、その紹介料を受け取るビジネスだったのです(※タイシルクを買わされたりするようです)。このことは、このトゥクトゥクのおっさんだけでなく、街中で普通に声をかけていくるオヤジも聞きもしないのに同じお店を紹介してくるので、ある程度組織的な営みだと思います。

僕はこの親切なタイ人男性にお礼を述べ、寺院駐車場で待機していたドライバーを横目に裏手から抜け出し、当初の予定であったバンコク中心部へ再び歩いていくことに決めました(※結局バンコク寺院観光をただ乗りしてしまいました)。片言の英語か日本語で話しかけてくるおっさんは大抵こういった人たちのようです。でも、悪いドライバーばかりではないので、トゥクトゥクは一度乗車してみてください。タイの喧騒を排ガスと共に肌で感じることができます。その後あちらこちらと寄り道をしながらのんびり歩いていたので、バンコク中心部まで4時間もかかってしまいました。

【コラム バンコクの交通事情】
カオサンロードからバンコク中心部に向かうには、タクシーの相乗りが一番いいです。料金も80バーツ前後しかかかりません。僕は誰も知り合いがいなかったのでいつも一人で乗車していましたが、数人で利用すればそれこそ安上がりです。さらに安くあげる方法は地元タイ人が使用しているエアコンの効きも悪いローカルのバスですが、ちょっと使い勝手が悪いです。一度試してみたのですが、複雑な路線が理解できず見当違いな場所まで運ばれてしまい、途中下車し長距離を歩くはめになりました。また、僕が乗ったバスには料金清算機がありませんでした。バス運転手の他に料金を徴収する係りの人間が一人同乗していて、新規に乗車してくる者に対して一人一人行き先を聞き、その料金を回収するのです。こんなやり方ですべての乗客に対応できるのかとても疑問でした。ちなみに僕はタイ語が話せませんし、彼は英語も話せなっかたのでまったく意思疎通が取れず、ここでもただ乗りになってしましました(※20バーツのお札を差し出したのですがどういうわけか受け取りませんでした)。それとバンコク中心部には、BTS(スカイレール)とMRT(地下鉄)が開通しています。どちらも建設からあまり時間が経っていないようでとても綺麗でした。駅のホームで歩き疲れて座り込んで電車を待っていたら、警備員らしき人が近づいてきて立つように注意を促されました。公共の場で座り込むことはマナーとして好ましくないようです。

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