アユタヤ遺跡からカンボジア・アンコールワットへ、しかし!

バンコクでの生活も5日を経過しました。東南アジア4カ国を渡り歩くには、そろそろ次の国に向かわなくてはなりません。急遽カオサンロード始発、世界遺産アユタヤ遺跡までのツアーに申し込みました。このときの僕の計画は、アユタヤ遺跡を見学してそのままカンボジア・アンコールワット遺跡への起点となるシェムリアップへ向かうつもりでした。

世界遺産アユタヤー遺跡

カオサンロード始発のこの格安ツアーは、6人乗りほどの小さなバン数台に乗り合わせて、古都アユタヤとその周辺遺跡群を案内してくれるものでした。徳川時代に朱印船貿易で知られる山田長政がここで活躍したうんぬんという話をパンフレットで読み、そのような時代にこんなところにまで手を広げている我々日本人の祖先を少したくましくも思いました。このツアーでは沢山の日本人とも出会いました。マレーシアで父親の事業を手伝っている女性、東南アジアを写真を撮りながら渡り歩いている中年男性、友達同士で小旅行に来ていた若者たち、その中には帰国すれば隣町の方もいました。旅の目的やプランは違っても、こうして日本を遠く離れた異国の地で、同じ時間を共有する出会いも旅の楽しさです。

片道切符を購入したのは僕一人だけだったらしく、ツアー関係者の方に「きみはもうついてきちゃダメだよ!」と言われ、一人アユタヤ遺跡群に置いてけぼりにされました。ここに来るまでは、アユタヤにも旅行代理店がたくさんあって、都合のよいチケットを選んでカンボジアに向かえるものとばかり思っていました。ところが、旅行代理店は見つからず、トゥクトゥクに案内してもらったバス停留所でもカンボジア行きのチケットはここでは入手することができないと言われ、結局僕もバンコクに戻ることになってしまったのです。そもそも、トゥクトゥクのあんちゃんもバス停留所のおじさんも車掌さんもガイドさんも、英語も通じなければ当然日本語も通じないので、実際どういうことだったのか詳細は不明です。普通に考えて、アユタヤからカンボジアに行けない理由はありませんでした。とにもかくにも僕はバンコクにある長距離バスターミナルに戻ってきてしまったのです。そこで、行き先をラオスに変更しました。着た道を再び戻るのは気分が乗らないものです。深夜バスを利用してタイ・ラオスとの国境の町ノンカイに向かうことにしました。出発まで4~5時間あったので時間を潰すのに困りましたが、このバスターミナル内にあった大衆食堂でバックパックを枕にして寝て時間を潰しました。

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